第17回NNAFインド参加者のNo Nukes Dayスピーチ ― 「原発のない未来へ!3・26全国大集会」 (代々木公園)にて ―

ノーニュークス・アジアフォーラム通信No.139より

139-8

ラリターさん、アミルタラージさん

ラリター:ナマステ、サラアム、こんにちは。インドより挨拶を申し上げます。私はラリター・ラームダースです。40年以上、原発と核兵器をなくすために、たたかってきました。

私はアリバッグという村に住んでおり、この村はムンバイから100キロ南にあります。ここにはインドで最も古い原発であるタラプール原発があり、非効率性と安全の面、また、コストが高いため、もうじき停止される予定です。

私の村はジャイタプールより150キロ北に位置し、そちらにはフランスのアレバ社が6基の原発を建てる予定、これが実現されるなら、世界でもっとも大規模な原発基地(990万kW)になります。インドは現在22基の原発をもっており、新たに46基の建設計画があります。

アミルタラージ:私はアミルタラージ・スティフェンです。私の村カバルキナルはロシア製のクダンクラム原発からわずか15キロしか離れていません。1・2号機が稼働していますが、電力生産は微々たるもので、運転停止が多いです。しかし政府は、3・4号機の契約を結びました。

周辺の村の多くは漁村であり、クダンクラム原発によって既に深刻に悪影響を受けています。住民たちは1000日以上、非暴力で大規模な反対運動をくり返してきましたが、警察によって弾圧され、「非国民」と言われ、反政府の過激派として扱われています。

福島原発事故のニュースと、日本の原発再稼働反対運動によって勇気づけられ、クダンクラム原発だけでなく、インド全国の原発にノーと言えるように運動が広がっています。

ラリター:私たちは福島に3日間滞在し、様々なゴーストタウンを見てきました。壊された農家の土地で袋づめになった汚染ゴミを多く目にしました。そして、放射能の影響から子供や老人を守ろうとしている人びとの声を聞きました。今、避難指示が解除され、汚染された故郷に戻らざれをえない状況に直面しています。私たちの胸は怒りと悲しみでいっぱいになり、同時に、福島の皆様の勇気に、元気と希望をいっぱいいただきました。

福島市民は世界にはっきりしたメッセージを発信しています。こんな危険なテクノロジーはいらないのです。

日本の市民と弁護士は日本の54基の原発のうち52基を停止させている。このことを私たちも持って帰ってインドの市民と弁護士に伝えます。このような協力関係を私たちも作っていきたいです。

福島からのもう一つ重要なメッセージがあります。福島の人々は核爆発、メルトダウン、大変な破壊を生き抜きました。この原因の原発について、電力会社も政府も完全に安全ですと約束していました。この死と破壊の原因の原発を、なんで、インド、トルコなど他の国に売るのですか?

インドで闘争している人びとから日本の総理大臣へのメッセージをお伝えします。日印原子力協定をやめてください。この協定はインドの数百万人とインドの美しい環境に破壊だけをもたらします。

日本の市民にもお願いがあります。日本政府にこの死の商売をやめるように圧力をかけてください。同時に私たちはインド政府にプレッシャーをかけます。
もちろん日本国内でも原発をやめてください。

インドの開発について、日本に協力してもらえる方法はたくさんあります。日本の技術と知識をぜひシェアしてください。原発ではない貿易を進めましょう。
私たちは、福島とクダンクラムの、女性、子供、孫を守るための彼らの歴史的な反核運動に深い敬意を表します。

最後に、日本のみなさまに覚えていただきたいことにふれます。それは日本国憲法第9条です。ここで忘れてはならないことは、原発と核兵器の密接な関係です。原発のもうひとつの目的は、使用済み燃料から核兵器を作ることです。これらは偉大なる平和主義のガンジー思想を完全に否定することも意味します。

皆様と連帯して「再稼働反対!」
私たちと一緒に「原発ゼロを!」
日印友好を永遠に!

139-20