Nuclear-Free Future Award(核のない未来賞)を受賞

S.P.ウダヤクマール  
S P Udayakumaran 

ありがとうございます。「核のない未来賞」(*ドイツの財団が主催する賞)受賞が発表されて以来、非常に多くの友人、同志、支持者、そしてメディアを通じて様々な分野の方々から、心温まる祝福とお祝いの言葉をいただいております。皆様に心より感謝申し上げます。

しかし、クダンクラム原発に対する抗議運動は、個人によって始められたものでも、主導されたものでもありません。非常に多くの人々が参加し、大きな貢献をしてきました。そのリストを挙げれば、非常に長くなるでしょう。

命を懸けた人々、投獄された人々、運動のリーダー、神父、修道女、その他の宗教指導者、地域コミュニティのリーダー、村委員会のメンバー、女性リーダー、政党のリーダー、弁護士、映画界の著名人、学識者、作家、出版者、詩人、アーティスト、メディアの編集者、ジャーナリスト、支援団体、タミルナードゥ州内外からの支持者、その他の州からの参加者、一部の政府関係者、警察や情報機関の一部の関係者、運動の活動家、そして何千何万もの人々です。

このように、多くの人々が一体となって行った偉大な民衆闘争において、私だけがこの賞を受け取るのは適切ではないでしょう。多くの方々を壇上に上げることができない事情から、私が代表としてこの賞を受け取るのでしょう。私は皆様を代表してこの賞を受け取り、賞金を、イディンタカライ、クダンクラム、クッタンクリ、ヴィジャーパティ、クータプリの各地域の、スンダリさん、サラスワティさん、カディラバンさん、グラム・アサドさん、ヴァルキンスさんにお渡しします。彼ら彼女らは、この資金を地域住民の法的支援や医療費として使用する予定です。

人々の誠実で正直、堅固で道徳的、そして非暴力的な正義の運動は、いかなる時代にも崩されることはありません。誰にも崩すことはできません。14年前に始まったクダンクラム原発反対闘争が、国際的な認知を受けたということは、近い将来に必ずや勝利を収めることを意味します。偉大な詩人バラティヤールが言ったように、「思いがけない結果が訪れるのも、思い描いた目的が実現するのも、その行動のおかげである」。

クダンクラム原発を停止せよ!閉鎖せよ!

人口が密集するインドでは、破壊的な核施設をどこにもつくってはいけない!

クダンクラム原発反対闘争についての私の包括的な本が間もなく出版されることもお知らせします。

みなさんに感謝します。

2025年1月17日

S.P.ウダヤクマール(PMANE/原発に反対する民衆運動、NAAM/反核運動全国連合)

(原文・タミル語)